社長の平井誠一郎です。
1971年にコーヒー業界に入り、南蛮屋を起こして30数年、この業界では古株となりました。色々なことに流行がありますが、今のコーヒーのあり方は40年程前のコーヒー専門店時代を思い起こさせます。ただ昔と大きく変わったことは、優れた少量生産のコーヒー生豆が容易に入手できるようになったこと。そして昔から変わらないことは、より良いコーヒーを追求し続けていることです。
お客様にもスタッフにも「小さな贅沢を売る店」が より実感できますよう経験を活かして、今少し頑張ってまいります。
2011年09月26日
台風
先日の台風15号は日本列島総なめで各地に大きな被害をもたらしました。
防災インフラの先進国、特に台風には十分な備えがあると思っていた日本で
これだけの被害。他国だったらこの10倍いや100倍の壊滅的な状態に
なっていたかもしれません。
ちなみに南蛮屋関係では水曜定休の店が多く、被害は殆どありませんでしたが
南蛮屋ガーデンとつくし野店では庭木や屋外施設に被害が出ました。
ところで歳をとると昔ばなしが多くなりがちですが
昔は毎年のように同規模の台風が来ていたように思います。
子供のころは台風が来ると大体停電になりロウソクの灯りで食卓を囲み、
ロウソクの灯りでお風呂に入ったものです。
いまの電化された暮らしでは米も炊けないしお湯も出ないし便利の落とし穴ですね。
そして台風の後は風であおられて落ちた山の栗やあけびを拾ったり、
相模川の大水の引いた後の水溜りで鮎やうなぎを手づかみで取ったりと
子供心に台風が待ち遠しかったことを思い出します。
何れにせよ先の大震災や今回の台風で自然の力には今後も驚かされ、
また逆らうことが出来ないことを思い知らされることと思いますが
被害を最小限に抑える備えの必要性をまたまた実感させられました。
下の写真は先月のゲリラ豪雨発生を本部事務所の屋上から撮影したものです。
蒸し暑い八月の下旬、会長室の開け広げた二階の窓からはアブラゼミが競うかのように
ジージーと大合唱。
急に涼しい風が吹き出し、同時に雲がもくもくと天から降りてきて
数分で真夏の濃い景色は白黒の世界へと急変しました。
(この雲は一点が地に降りたら竜巻になるキケンな積乱雲?)
ものの2・3分で矢のような大粒の豪雨(まるで広重の描いた大磯の雨のようです)
幸いこのゲリラ豪雨は数分で去りカミナリも発生しなかったため
近隣に被害はありませんでした。
最後になりますが台風被害復旧とともに、9月29日から南蛮屋ガーデンに
ハロウィンのオバケ達が多数登場しますので遊びがてら是非ご覧ください。