
社長の平井誠一郎です。
1971年にコーヒー業界に入り、南蛮屋を起こして30数年、この業界では古株となりました。色々なことに流行がありますが、今のコーヒーのあり方は40年程前のコーヒー専門店時代を思い起こさせます。ただ昔と大きく変わったことは、優れた少量生産のコーヒー生豆が容易に入手できるようになったこと。そして昔から変わらないことは、より良いコーヒーを追求し続けていることです。
お客様にもスタッフにも「小さな贅沢を売る店」が より実感できますよう経験を活かして、今少し頑張ってまいります。



2016年03月16日
台湾の阿里山コーヒー産地訪問記
昨年に続き、希少な台湾の阿里山コーヒーを仕入れるべく3名の初産地訪問スタッフを引き連れて3月2日から6日間行ってまいりました。
前回の行き当たりばったり的な反省から、今回は知りえる業界人脈を駆使し、これもまた希少な台湾コーヒーの仲買人的存在のサイモン氏にアポイントをとる事ができ準備万端での訪問です。
台北から高鉄(新幹線)で1時間ほどの嘉義駅でサイモン氏と合流。
車で2時間ほど走り一気に標高1,200mほどの「阿里山樂野鄒築園」を訪問、店主であり台湾コーヒー業界の代表的存在の方政倫さんの案内で近隣のコーヒー農園を視察しました。
ここは台湾高山茶の産地でもあり茶畑とコーヒー園が隣接する独特の風景です。
左から3番目がサイモン氏・右横が方政倫氏。一年ぶりの再会です。
ここ(高地)では今が収穫の時期で数人の女性が手摘みしており、同行スタッフも収穫が体験でき、これだけでも来た甲斐がありました。
サイモン氏の段取りで方政倫さんと阿里山コーヒーのカッピング(風味の鑑定)を行いました。
品種の違いや収穫地の標高差、更には摘んだ果実の精製処理法などで風味の違いがあります。
品質のよい阿里山コーヒーの需要の高まりに答えるべく山の開墾を進め、コーヒー増産の取り組みに積極的なことがうかがえます。
台湾産コーヒー農園ならではの独特な風景です。

茶畑とコーヒー畑が混在

完熟し始めたコーヒーチェリーとさくら

真っ赤に熟したコーヒーチェリー

お世話になった親切なコーヒー農園の人達
台湾は何度も行っていますが、いつ行っても居心地がよい国です。親日的で美味しい物ばかり、おまけに物価(コーヒー以外)も安くキレイ好きで日本より清潔かも!また漢字圏なのでコトバが通じなくても大体は理解できます。

台湾はどこに行っても夜市がさかんです

千と千尋の神隠しで有名になった九份


