炭火焙煎珈琲工房 南蛮屋

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平井 大悟

通販部部長・店舗サブマネージャーの平井大悟です。
たくさんの人々に南蛮屋のコーヒーを通じて「小さな贅沢」を感じてもらいたい。そのための仕組みづくりやサポートをすることが仕事です。
コーヒーは世界的な飲み物で、いわば世界の共通言語。一杯のコーヒーでみんなが笑ってまったりできる世の中を見るのが夢です。



2016年03月16日

ハワイのコーヒー農園見学

先日ハワイに旅行に行ってきました。
訪れるのは初めてだったのですが、“常夏のなんとか”と言われるだけあってやはり暑い。。
いきなり日本との気温差にやられました、が体もだんだん慣れてきてなんとかハワイモードへ心身ともにアップデート。
道行く人は観光客、現地人、ちょっとヒッピーな人、バイクでウィリーする人、暑さで別の世界を見ている人など、いろいろな人を見ましたが、ハワイは大抵の人が感じのいい人。

以前に行ったことのあるサンフランシスコも自由な感じが漂っていたのですが、何か急急、殺伐とした雰囲気が漂っていました。なにせあのアップルやGoogleがあるテック企業の中心なのでみんな必至なのでしょうか。
その反面、ハワイはやはり“常夏のなんとか”らしく時間がゆったり、人の心もゆったり流れているようです。


今回のハワイ旅行、歩いて、見て、ロコモコやアサイーボウルなど美味しいものもいろいろ食べましたが(アサイーボウル超おすすめ)、この旅行では何とコーヒー農園を見学できることに!

さて、見学当日の待ち合わせ場所はノースショアにある町「ワイアルア」。サーファーに人気のオールドハワイな雰囲気らしい。
当日はあいにくの雨で、現地で借りたレンタカーをアメリカルールの慣れない右側通行でヒヤヒヤしながら待ち合せ場所へ到着。
待っていたのは今回案内をしていただく、デレク氏。

軽く握手をして簡単な自己紹介。その後、農園で収穫されたコーヒーを販売しているおみやげ屋を紹介された後、いざ農園!と思いきや、まずはすぐ近くに併設されているコーヒー生豆の精製工場へ!ウォッシュドとナチュラル精製をしているとのこと。
「ココデコーヒーヲカンソウサセマアス」デレクさんがそう言う先に広がるのは、美味しそうなチョコレートの香りがする実。
・・・これは明らかにコーヒー豆じゃないんじゃないか?私のハテナを察してかすかさずデレクさん「yes. コレハカカオデスヨー」と突っ込み。
この精製工場ではカカオ豆も扱っているのでした。

カカオの天日干し


「コーヒーハ アッチ」デレクさんが指差す場所に、お目当てのコーヒーチェリー発見!
これが天日干。初めて見た!

コーヒーの天日干し

コーヒーチェリーが葉っぱなどと一緒になってチェリーのじゅうたんを作っていました。
見た目はさくらんぼの様で、まだ緑色のものもちらほら。
テキストや知識では知っているものを実際に見たり手にしたりする時はいつも自分との距離が縮まるのを感じますが、今回は普段仕事として扱っている“いつも目にするあたり前”のものだっただけに新鮮さはワンランク上。
デレクさんから他地域が発端の、コーヒー豆を食べてしまう害虫の被害にあった豆を見せてもらい、実害がこの場所にも出ていることを実感。
良いことも悪いことも含め全てがリアルでした。


次に見せてもらったのが生豆を乾燥させるドラム乾燥機。とにかくでかい!
運転はしていなかったが実動時は温風が中で吹いて天日乾燥と同じ効果を生むとのこと。

コーヒー生豆を乾燥させるドラム乾燥機


他にもスクリーン選別機や脱穀機など、焙煎機のゴツさにも引けをとらない男心くすぐるマシンがたくさんありました!楽しい!!
ちなみにこの施設はジュースやフルーツでお馴染みの「Dole」が管理しているらしく、そういえばデレクさんの名刺にもDoleの文字が!ばんざいDole!

ドールのコーヒー生産


精製工場も一通り見学し、今度はコーヒー農園へ行くことに!
結構離れた場所にあるらしくデレクさんの車の後をついていくこと約20分、特徴的な防風林に包まれた「ワイアルア農園」に一行到着。
下車したところ足元は全面赤土。雨の効果で超粘土質。歩くのが大変だ!
見渡す景色は、写真で見たとおりのコーヒーチェリーの収穫がしやすい規則的な木の配列。
コーヒーチェリーの収穫は専用の巨大マシンが木をまたいで行うとのこと。見てみたかったが今回はおあずけになりました。。

ハワイ ワイアルア農園


まるで我が家のごとくそこら中にいる巨大なカタツムリ達を踏まないように移動し、コーヒーの木の説明を受ける一同。
この農園は小規模らしく(それでもでかいよ!)一年で約5万キロのコーヒーチェリーを収穫できるらしい。
話の最中、デレクさんがコーヒーチェリーを食べ始め、お前も食べろよ的な空気を感じたので
カタツムリが付いていないか確認しながらチェリーをもぎ取り口の中へ!う、うまい。そして甘い。
味を表現するなら、見た目もそうだが、さくらんぼが一番近いだろうか。まさに果物の爽やかで甘い風味。
そういえば、あの「う○ちコーヒー」で有名なコピ・ルアックのジャコウネコもこうやって実を食べるんだっけ、と物思いにふけながらルアックの気持ちが少しわかったような気持ちにもなる。彼らにとってはごちそうだろう。

コーヒーチェリー


ちなみにデレクさんは昔、日本に留学に来ていた時に、日本の喫茶文化に心惹かれこの業界に身を投じるきっかけになったとか。ブルーボトルもそうだけど、日本のコーヒー文化の影響力の強さは世界に自慢できることだと思う。


帰り道は農園の泥を路肩で落とすために走行にマナーがあるらしく、デレクさんが先導してくれることになりました。
現地のリアルを経験させてくれたデレクさん、ありがとうございました!

南蛮屋


 
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