コーヒー生産管理部の村松です。
コーヒー豆の焙煎、生豆及び焙煎豆の品質管理、その他コーヒー商品全般の商品管理を担当をしております。
南蛮屋がお届けするコーヒーが皆様の生活の一部となり、ホッと幸せを感じるその瞬間の傍らにそっと居てくれていたら、こんなにも嬉しく、こんなにも贅沢な瞬間はありません。誇りと責任をもちまして、これからも皆様に幸せを提供させて頂く事を約束致します。
2010年12月26日
2010年、コーヒー総括。
2010年。
世界中に吹き荒れた景気低迷の中、
コーヒーの世界においても様々な流れがありました。
2000年以降大きな波となって世界中に広がり始めた
「スペシャルティコーヒー」というムーブメント。
その大きな波は、この10年で確実に世界のコーヒーを変えています。
産地国の、それまでの常識を覆す程の改革。
消費国の、それまでの概念を吹き飛ばす程の変革。
この国のコーヒーの特徴は・・・ではなく
この国の、このエリアの、この農園で精製されたこの品種のコーヒーは・・・へ。
ワインの世界では当たり前であった、
それぞれの持つコーヒーの香味の個性を、
世界の統一された基準の中で評価することが確立された10年でした。
2010年。
各国のコンテスト上位入賞の中には、単一品種ではなく農園単位で品種をブレンドし新たな個性を産み出す試みも多く見られました。
また、異常気象による生産量の大幅な減・・・。
生産量のバランス崩れによる価格の異常な変化・・・。
それまでは低品質なコーヒーしか生産していなかった国が創り出す、
新たな高品質コーヒーの誕生・・・。
知られていなかった品種の、新しい香味の登場・・・。
コンテスト上位入賞品種の、異常なまでの広がり・・・など。
この10年の大きな変化は、
更に今後の10年も大きな変化をもたらしていくでしょう。
南蛮屋におきましても、
この一年様々な特性のコーヒーを皆様にご紹介して参りました。
また、農園主との親交も深めることの出来た一年であったと感じています。
来年、更なる香味の追及と、新たなる香味を皆様にご紹介すべく
常に前進してゆくことを、ここにお約束致します。
一年間、誠にありがとうございました。
来年も、心より宜しくお願い申し上げます。