炭火焙煎珈琲工房 南蛮屋

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村松 靖己

コーヒー生産管理部の村松です。
コーヒー豆の焙煎、生豆及び焙煎豆の品質管理、その他コーヒー商品全般の商品管理を担当をしております。
南蛮屋がお届けするコーヒーが皆様の生活の一部となり、ホッと幸せを感じるその瞬間の傍らにそっと居てくれていたら、こんなにも嬉しく、こんなにも贅沢な瞬間はありません。誇りと責任をもちまして、これからも皆様に幸せを提供させて頂く事を約束致します。



2010年10月29日

居酒屋にて。

先日・・・
とある居酒屋でのヒトコマ。

そこはテーブルごとに敷居のある個室タイプになった今風の雰囲気ある居酒屋。

入店した瞬間からスタッフの気持ちの良い挨拶に触れ、
また気配りされたさりげない一言もあり非常に好感触な印象。

出てくる食事やお酒も素晴らしく、まさに完璧な空気。

そんな中、会話が弾んでいた最中にふとしたはずみでお箸を一本落としてしまった私。

と、その瞬間・・・

すっと横から新しいお箸を
「どうぞ・・・。」
と、とびっきりの笑顔でさりげなくテーブルに置く一人のスタッフ。

・・・えっ、

・・・いやぁ、びっくりしました。

その絶妙なタイミングと最高に眩しい笑顔・・・。

敷居でくくられた空間の中、
周りにはだれもいなかったはずなのに・・・。
どこで見ていたのか・・・。
マニュアルにはきっとないであろう、その気配り・・・

・・・本気の感動を覚えました。

きっと彼女の人間性なのでしょうが、おそらくあの店の全スタッフはそういった気配りが出来るのでしょう。

正直、その店の名前は忘れてしまったのですが、
あの店の前を通る度に必ずや思い出すはずです。

また、必ずや立ち寄りたいお店・・・。
 


そういえば・・・、
長男がまだ小学生だった頃の話・・・。

夏休みの一コマ、
とある牧場に立ち寄り、ソフトクリームを食べよう・・・なんてことになり
園内の売店に立ち寄った時の話。

売店のお姉さんが購入したソフトクリームを長男に手渡してくれたのですが、
一歩歩き出した瞬間弾みでクリームだけポトリと地面に・・・。

一瞬で凍りつく売店・・・。
固まる長男・・・。
周りのお客様の悲鳴・・・。

その時の売店のお姉さんといえば、
ぷいっと横を向いて見て見ぬふり・・・。

大泣きする長男を宥めながら、新しいソフトクリームを購入するもお姉さんからは一言もなく・・・。

何だろう・・・。
そこにほんのちょっとした気配りがあればなぁ・・・。

今思い出してもあの時のいやぁな空気と長男の落胆した表情が鮮明に浮かびます。
ちなみに長男はあの出来事がトラウマのようで、未だにソフトクリームは食べようとしないなぁ・・・。
 


また行きたくなるお店と、二度と行きたくないと思うお店。

そこには、決まり切ったマニュアルにほんのちょっとした人間性のある気配りを足す事の出来るスタッフがいるかで決まると感じます。


お店=人(スタッフ)

人(スタッフ)が、お客様に感動を与え、商品に価格以上の価値観を産み出させる。
人(スタッフ)が、お店の空気を作り、お店の印象を決める。

接客は、人と人が触れ合う瞬間。
そこに何かプラスアルファのさりげない小さな何かをお客様にお渡しすることが出来たのなら・・・。
きっと、お客様には小さな感動を覚えて頂けるはずです。


なんか、偉そうなことを書いてしまいましたが、
とある居酒屋でのヒトコマ、色んなことを考えさせられた素敵な瞬間のお話でした。

南蛮屋


 
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