炭火焙煎珈琲工房 南蛮屋

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平井 さとみ

ウェブサイトの構築、デザインを担当している平井さとみです。
主に南蛮屋のホームページやネットショップなどのページを作成しています。またギフトカタログなどの冊子やドリップパック等の一部のパッケージデザインも担当しております。
視覚的な面からも南蛮屋の魅力をお伝えできるよう頑張ってまいります。どうぞ宜しくお願い致します。



2006年12月30日

アートで脳トレ

オランダの版画家 M.C.エッシャーの展覧会『スーパーエッシャー展』に行ってきました。エッシャーの代表的な、だまし絵作品を始めて目にした小学生時代、不思議さとその緻密さに引き込まれたのを覚えています。

今回のエッシャー展は、膨大な作品はもとより、作品を作る過程がうかがえる貴重なラフスケッチなども展示されており、とても興味深いものになっています。
ラフスケッチの中には、とても複雑な計算式が書かれているものなどもあり、エッシャー独特の作風である、徐々に変形していくパターン画やだまし絵作品などは、やはり緻密な計算のうえに描かれており、数学との密接な関わりがある事が分かりました。いわば、お勉強に強くないと作り出せないアート。

それにしても、現在では当たり前になったCG処理も出来なかった時代に、あれほど複雑な構図を人の手によって写実的に描き出す事が出来たというのは、奇跡としか思えないですね。エッシャーの頭の中はどうなっていたのか…。改めて特異まれなる才能を持ったエッシャーに感銘を受けました。

展覧会には他にも、CGによってエッシャーの作品がアニメーション化されているものがあったり、大きなタッチパネルスクリーンに映し出されたパターン作品を手で触ってグニャグニャ動かしたりするようなものもあって、とても楽しめます。
CG化し複雑に動かすような事ができるのも、数式で画像処理を行なえるほど完璧でズレのない計算がなされた上で成り立っている作品だからなのですね。すごいです。

それから今回の展覧会の引き立て役として上げられるのは作品解説の音声ガイド。エッシャー展の会場を回る際には、音声ガイドグッズとして、なんと『ニンテンドーDS Lite』が貸し出されます。ガイドをニンテンドーDSのソフトとして開発したわけですね。ニンテンドーDSの操作で、各作品の詳細な説明を音声、文字、作品の画像(拡大縮小が可能)で説明してくれます。これには驚きました。ソフトのクオリティも非常に高く、売っていれば欲しいぐらいです。

スーパーエッシャー展は@渋谷 Bunkamura ザ・ミュージアムにて2007年1月13日まで。
エッシャーの作品の中の不思議な空間は、見ているだけで頭が活性化されそう。
お正月ボケになった頭に刺激を与えてくれるかも?(笑)
スーパーエッシャー展、オススメです。

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