南蛮屋 武蔵浦和マーレ店は、2022年2月23日を持ちまして、
閉店させて頂きました。
長年ご愛顧いただきました皆様にはご不便をおかけいたしますが、
今後とも南蛮屋を何卒宜しくお願い致します。
閉店後のコーヒーのお買い求めは、
下記店舗のご利用をお待ち申し上げております。
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2017年09月07日
マンデリンを育むインドネシアへ 〜その2〜
昨年10月、インドネシア北スマトラでのコーヒー農園視察で出会った
『ラスーナ種ナチュラル』の販売が始まりました〜!
右がラスーナ種。
左は前回販売したロングベリー種。
コーヒーの原料となるコーヒーチェリーの収穫期に北スマトラ州は雨季と重なるため、果肉のまま天日干しで直接乾かすというナチュラル精製が困難です。ところが、ワハナ農園の試みで特別なプロセスを施した、大変希少な個性的で味わいのあるラスーナ種ナチュラルがマイクロロットで登場です!
前回の『ロングベリー種』とはまた違った明るい印象。口に含んだときのストロベリーやラズベリーのような甘いジューシーな中に赤ワインのような深みも潜んでいる…マンデリンの産地とは思えない味わいでした。
是非、味わってみてください!
▼前回の旅の続き
メダンからパラパットへ移動。
農園視察への途中、東南アジア最大の湖“トバ湖”でしばし観光です。
フェリーでトバ湖に浮かぶ島サモシール島へ。
フェ…フェリー?に乗り込む。この乗船、勇気が要ります(汗)
到着!
トバ湖周辺に暮らすバタック族の村を見学。
船の形の屋根が印象的な高床式の伝統的家屋が並ぶ。
コーヒーだけではない文化、風習の勉強にもなりました。
ちなみにマンデリンコーヒーの名称は、バタック族の一種族マンダイリンの名からきているそうです。
パラパットのホテルでの朝食。
美しくて美味しいナシゴレン!インドネシアはお米が食べられて幸せ!
長距離の車移動の疲れも取れたところで、
いざマンデリンのコーヒー農園へ出発。
リントン・ニ・フタ地区へ。初めは家族経営の小農家2軒を見学。
家の裏庭がコーヒー畑。どちらもコーヒーの木だけではなく自給自足のための野菜や果物も栽培していました。
まだシーズンに入ったばかりで収穫はされていませんでした。雨量が少なく、コーヒーチェリーの発育にばらつきが出ているとのこと。
昨今の気象、気候の変化も作物にとって影響が出るのは当然。色々と考えさせられます。
皆さん温かい人柄で快く取材させていただきありがとうございました!
そして、最後の農園『ワハナ農園』を目指してシディカランへ移動。
この頃になると常に速さがサービスですと言わんばかりの車移動にも慣れて快適に。
ワハナ農園はメダンで見学したコーヒー輸出業者サリマクムール社の直営農園で規模が大きい!!(詳しくは焙煎氏村松さんのレポート2をとうぞ!)
この日の収穫作業は終わってましたが、ちょうど着いてから雨が止み広いコーヒー農園に興奮して写真を撮りまくる一行。
雨露に濡れて一層と色濃くなる赤、白、緑。
なんと農園内に視察団など泊まれる宿舎もあります。
明日が農園視察の最後の日となります。
早朝まで降っていた雨もいったん止んで広い農園内を車で移動。
その後雨が降ったり止んだりで収穫風景を見ることは難しいかなと移動していると、前回マイクロロットシリーズの『ロングベリー種』の区画で作業している女性を発見!
撮影させていただきました。
雨で濡れた草木の中、バケツいっぱいに摘み取り作業されていました。
ここで4日間の農園視察は無事に終了しました。
もうそろそろ1年経とうとしてますが、写真と共に思い出されるのは、出会った人達の温かい笑顔と雨に濡れたふかふかなコーヒー畑の緑の鮮やかさでした。
貴重な体験ありがとうございました!!