炭火焙煎珈琲工房 南蛮屋

炭火焙煎コーヒー 南蛮屋
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村松 靖己

コーヒー生産管理部の村松です。
コーヒー豆の焙煎、生豆及び焙煎豆の品質管理、その他コーヒー商品全般の商品管理を担当をしております。
南蛮屋がお届けするコーヒーが皆様の生活の一部となり、ホッと幸せを感じるその瞬間の傍らにそっと居てくれていたら、こんなにも嬉しく、こんなにも贅沢な瞬間はありません。誇りと責任をもちまして、これからも皆様に幸せを提供させて頂く事を約束致します。



2015年07月12日

情熱に対し、情熱で答える。

コーヒーは、農作物です。

農作物である以上、収穫量の多い年もあれば少ない年もある・・・。
また品質的な部分の変化や、天候、雨量、雨季のタイミング、外気温等毎年変化する様々な生産環境の影響によるコーヒー豆の状態・・・。
毎年変化する生豆の状態をしっかりと把握し、どのように仕上げるのがベストかを判断し、ローストする事は、焙煎士として最も重要な仕事のひとつと言えます。

年明け2月頃から5月、6月に掛け、今期のラインナップが出揃いました。

『プレシップサンプル』と呼ばれる船積み前のサンプルチェックから始まり、コーヒー豆は長いもので数ヶ月掛けて海を渡り日本へとやって来ます。
その年の出来不出来を最初に確認する『プレシップサンプル』チェックでオッケーの判断を下すと、その後船に積まれ、航海を終え、日本の港の倉庫へ、そして陸路と言う長い長い旅路。
麻袋を開き、その年の生豆との初めての顔合わせの一瞬・・・。
様々な人達の尽力を頂きながら長い時間を経て我々の手元へと辿り着いた事に、感謝の気持ちが溢れます。

南蛮屋オリジナルコーヒー生豆『コロンビア ウィラスウィート』『ブラジル ショコラ』

よりショコラフレーバーが際立つ『ブラジル ショコラ』。
ミルクチョコレートのような甘味がさらに増した『コロンビア ウィラスウィート』。
スクリーンサイズはやや小振りなものの、スパイス、シトリックなど複雑な風味と濃厚なコクの広がりは例年になく素晴らしい『リントン マンデリン』。

南蛮屋オリジナルで生産者に依頼するこの3種の出来は、まさに南蛮屋のコーヒーの味を左右するコーヒー達。
到着後のカッピングほど緊張するものはありませんが、全て今年も素晴らしいコーヒーと言える事をここにご報告させて頂きます。

コーヒーのカッピング


また、オリジナルとして作って頂いているコーヒーに『ブラジル アマレロブルボン』があります。
ナチュラル精製とパルプドナチュラル精製の2種は、7年前のブラジル産地視察で出逢ったコーヒー達。

今や世界的名声を得たミナスジェライス州カルモデミナス地区の『カルモコーヒーズ』にオーダーしているこのコーヒーは、年々クォリティーが上がっています。
親交を深めた『カルモコーヒーズ』のジャッケス氏、パウロ氏の情熱は、当時語り合った生豆の経時変化への問題定義に対し、年を追うごとに改革してくれています。
通常の麻袋ではなくJUTEX(ポリプロピレン)素材の袋、そして今クロップより『カルモコーヒーズ』オリジナル仕様の「グレインプロ」梱包により、生豆の鮮度維持は更に格段と上がるでしょう。
当然、一年掛けて日本の四季による急激な外気温変化や湿度等による生豆への影響をきっちりと検証していきます。
その答えを彼らに明確に伝えるのが、彼らの情熱に対する私たちの真摯な回答だと感じます。

今後ますます変化していくであろう、地球環境。
気温上昇、雨季の変化等コーヒーに限らず農作物への影響は計り知れません。

そんな中、毎年我々の期待に沿ったコーヒー豆を見事に生産して下さる農園関係者の方々の努力は、我々の想像を遥かに超えるものだと感じます。
携わる全ての人々への感謝の気持ちを忘れず、生産者の情熱に負けない大きな情熱を注ぎながら、コーヒ豆に命を吹き込みます。

炭火焙煎コーヒー豆

南蛮屋


 
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