炭火焙煎珈琲工房 南蛮屋

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村松 靖己

コーヒー生産管理部の村松です。
コーヒー豆の焙煎、生豆及び焙煎豆の品質管理、その他コーヒー商品全般の商品管理を担当をしております。
南蛮屋がお届けするコーヒーが皆様の生活の一部となり、ホッと幸せを感じるその瞬間の傍らにそっと居てくれていたら、こんなにも嬉しく、こんなにも贅沢な瞬間はありません。誇りと責任をもちまして、これからも皆様に幸せを提供させて頂く事を約束致します。



2009年11月12日

奥深きかな、珈琲道・・・その4。

ここ数年の間で、コーヒーの世界は劇的に変化しています。

2001年以降「スペシャルティーコーヒー」という国際的な評価基準が世界的に広まり、それまでのコーヒーの概念が覆されました。


世界中で流通してきたそれまでのコーヒーは、各生産国が独自に設けている輸出規格(スクリーンサイズ(粒の大きさ)や収穫されたエリアの標高などで決まる)がベースとなっていました。
多くの場合そこには香味的観点からの世界的基準はなく、さまざまな品種やエリアの豆が輸出規格に合わせ混ぜられていたのです。

そんな中、より厳密な品質の基準を設け香味的観点から統一な評価をしていこうとした動きが起こりました。
これが「スペシャルティーコーヒー」のムーブメントです。

そう、消費国側がコーヒーの香味を重視して統一の基準の中で評価する客観的なグレード評価が確立したことにより、今までは分かり得なかった豆のもつ“個性”が見えてきたのです。

この個性をお伝えする為に、南蛮屋では2003年より農園指定、エリア指定の、我々が評価した“個性”を持つコーヒーの販売を始めました。


 
生産地、生産者、精製方法、品種などが明確になると、それまでは見えなかった生産国内のマクロな地域、農園単位での豆の個性がどんどん明確に見えてくる・・・。
更には、品種と土壌との相性によって産み出される他には無い”個性”。

この違いは日本国内で生産されるお米やお茶など、生産される地域や品種ごとに香味の個性がある事を浮かべて頂ければ皆様にもお分かり頂けると思います。


・・・そう、コーヒーは農作物。


『この国のコーヒーはこんな香味・・・』から

『この国の、このエリアの、この農園のコーヒーは・・・』へ。


 
さらに、これからは

『この国の、このエリアの、この農園、農園内のこのエリアで栽培されたこの品種のコーヒーは・・・』へと。

そう、それはまさにワインの世界。


より細かく評価していくことにより、新しいコーヒーの、新しい味の発見が進む。
今世界で評価されるコーヒーは、まさに”他には無い個性を持っているか・・・”に集約されます。


 
そんな中、先月数量限定にて販売いたしました『ニカラグア』産コーヒー2種。
皆様、お飲みになって頂けましたでしょうか。

優良なコーヒーが生産される中米地域の中でも知名度の低かった国、ニカラグア・・・。
今、この国はスペシャルティーコーヒーの波に乗り素晴らしい個性の持つコーヒーを作り上げています。

そんなニカラグアから、今回お届けできました非常に希少な品種2種、
『ニカラグア ジャバニカ』のジャバニカ種と
『ニカラグア マラカトゥーラ』のマラカトゥーラ種。

皆様にも、それぞれのもつ強烈な”個性”を飲み比べて頂けたことと思います。


先日開催されたコーヒーの展示会『SCAJ(日本スペシャルティーコーヒー協会) 2009』にて、『ニカラグア マラカトゥーラ』の生産者であるブエノス・アイレス農園のオルマン バヤダレス氏とお会いすることができました。


松野社長、オルマン・バヤダレス氏・そして私(左より)。


 
生産者と直接ふれ合うことにより、彼らの熱い想いが伝わる・・・。

そんな彼らの想いを、皆様へ適切に表現し、適切にお伝えしていくことが私共コーヒーマンの使命であり、南蛮屋としての責任だと考えています。


今後も、世界中の強烈な個性をもつ素晴らしいコーヒーを皆様にお届けしていきたい・・・
コーヒーのもつ新しい発見と可能性を・・・

ご期待下さい。

南蛮屋


 
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