コーヒー生産管理部の村松です。
コーヒー豆の焙煎、生豆及び焙煎豆の品質管理、その他コーヒー商品全般の商品管理を担当をしております。
南蛮屋がお届けするコーヒーが皆様の生活の一部となり、ホッと幸せを感じるその瞬間の傍らにそっと居てくれていたら、こんなにも嬉しく、こんなにも贅沢な瞬間はありません。誇りと責任をもちまして、これからも皆様に幸せを提供させて頂く事を約束致します。
2008年12月05日
奥深きかな、珈琲道・・・その3。
皆様、8月から9月にかけて限定販売された
【パナマ〜エスメラルダ農園ゲイシャ2008】はお飲みになられたでしょうか。
今、まさにスペシャルティーコーヒーの中でもずば抜けた香味特性をもつこのコーヒー。
世界中のバイヤーが取り合いになるこのコーヒー、パナマ国内コンテストでは一位は確実ということで本年より単独の農園としては世界で初めて、エスメラルダ農園のゲイシャ種全収穫分101ロットをオークションに掛けて販売するという「エスメラルダ ゲイシャオークション2008」が開かれました。
そして我々南蛮屋も今年このオークションにて2袋を入手、今夏の販売に至りました。
なんと本日、このエスメラルダ農園のマーケティング・ディレクターであるレーチェル・ピーターソン女史が来日とのこと。
早速ではありますが、会いに行って参りました。
今回は日本に向けてのプロモーションが目的とのこと。
その中で、今年収穫された全10バッチ(収穫エリア、時期ごとに全101ロットを10に振り分けている)の各サンプルをカッピングできるということで、もう朝から気合は充分。
いやぁ、これが本当に素晴らしかった・・・。
絶対に他の地域では出し得ない、このエスメラルダ農園の地域特性が作り出すゲイシャ種の香味は本当に突出しております。
強烈なフローラル香、柑橘系フレーバー、透き通るような酸・・・。
そのプラスアルファーの香味がとにかく半端ではない。
それでも今回全10バッチをカッピングしてみるとその突出した香味の中にも差があることが分かりました。
強烈な香りとまさに透明な酸、そしてずば抜けたクリーンさをもつNo.2バッチ。
それらにしっかりとしたボディをも感じたNo.8とNo.9バッチの3サンプルは特に高印象。
今回我々南蛮屋の販売したものは、なんとこの中のNo.8バッチ24ロット中の中の2袋。
本当に良いものを皆様にご紹介できたことを再確認でき、あらためてホッとしております・・・。
(・・・ちなみに$105という最高落札額のついたものはNo.2バッチでした)
このエスメラルダ農園のゲイシャ種、来年2009年もオークションを行う予定とのこと。
来年も皆様にこの素晴らしいコーヒーをまたお届け出来ますよう、オークションに参加する予定です。
是非、是非、お楽しみにお待ち下さい。
それにしても、コーヒーって奥が深いなぁ・・・。
本当に底無しです。
もしかしたらまだ誰も飲んだことのない未知なる香味を持つコーヒーの樹がどこかで眠っているのではないか・・・。
埋もれている品種があるんじゃぁないのか・・・。
・・・今日もまた眠れず。
レーチェル・ピーターソン女史と。
南蛮屋が今回販売したものと同ロットのNo.8バッチサンプル。