炭火焙煎珈琲工房 南蛮屋

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平井 誠一郎

社長の平井誠一郎です。
1971年にコーヒー業界に入り、南蛮屋を起こして30数年、この業界では古株となりました。色々なことに流行がありますが、今のコーヒーのあり方は40年程前のコーヒー専門店時代を思い起こさせます。ただ昔と大きく変わったことは、優れた少量生産のコーヒー生豆が容易に入手できるようになったこと。そして昔から変わらないことは、より良いコーヒーを追求し続けていることです。
お客様にもスタッフにも「小さな贅沢を売る店」が より実感できますよう経験を活かして、今少し頑張ってまいります。



2007年12月27日

インドネシア産地視察 こぼれ話:2

いざ!内陸深く、パラパットのトバ湖へ

メダンより産地までの足は、現地輸出商社(サリマクムール社)の社長(SURYO PRANOTO)さんのはからいで、性能のよさそうなワゴン車と腕利きのニヒルなドライバーさんを手配して頂きました。
メダンからトバ湖までの幹線道路の状況は舗装はされているものの、日本で言う簡易舗装程度の道で、パームヤシの実を満載したトラックがエンジン全開でぶっ飛ばしています。
道中の所々に市場があり、人々が集まりにぎやかな町を形成しています。


道中のトイレ事情は、20〜30kmおきぐらいにあるガソリンスタンドで用がたせます。
よくできたもので、ガソリンを入れなくても利用OKです。
手汲み水洗ですが清潔なトイレで、おまけにイスラムのお祈りのためにミニモスク?も併設されています。ちなみに、ガソリン1L 日本円で約50〜60円。


途中リントン・ニフタ地区の産地を視察(詳しくはインドネシアレポートページを参照)後、今晩の宿泊地トバ湖畔に着いたのは夕方。
この時期特有の叩きつける様なスコールで視界も悪く湖は殆んど見えなかったため、
トバ湖堪能は明朝の楽しみとなりました。
湖畔から狭い道をくねくね登ること15分。こんな所にたいそう立派なホテル。
狭い道をどうやって来たのか、大型バスも数台あります。


翌朝、高台にあるホテルから見下ろしたトバ湖は霧がかかり幻想的で、手前の里の風景は、なんとも牧歌的で何か懐かしさを感じました。
かまどの煙と鶏の『コケコッコー』の平和でのどかな中、女性の悲鳴!、いやブタの悲鳴。
声のする方をよく見ると、子供2人と大人3人が庭先で子豚を絞めているではないですか。
おそらく朝食になるのでしょう。
でも、これが人が生きていく上で一番自然の形ですねー。私たちは、ただ、それを他の人にやらせて代償を払い、少々高く、そして鮮度の落ちた肉を食べているのですねー。


トバ湖畔の朝の風景はさすが東洋のスイスと言われるだけあり、
絵に描いたような素晴らしいものでした。
この風景は生涯忘れることはないでしょう。


次回はバリコーヒーの故郷の巻

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