炭火焙煎珈琲工房 南蛮屋

炭火焙煎コーヒー 南蛮屋
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平井 誠一郎

社長の平井誠一郎です。
1971年にコーヒー業界に入り、南蛮屋を起こして30数年、この業界では古株となりました。色々なことに流行がありますが、今のコーヒーのあり方は40年程前のコーヒー専門店時代を思い起こさせます。ただ昔と大きく変わったことは、優れた少量生産のコーヒー生豆が容易に入手できるようになったこと。そして昔から変わらないことは、より良いコーヒーを追求し続けていることです。
お客様にもスタッフにも「小さな贅沢を売る店」が より実感できますよう経験を活かして、今少し頑張ってまいります。



2006年12月23日

社長のしごと《師走偏》

毎年この時期になると新年にご来店のお客様にお配りする【淨銭】の五円玉を鎌倉の銭洗い弁天の泉で洗い清める仕事があります。
社長の思いつきで昭和59年より始めたこの行事も、もう今回で23回目。始めた頃はまだ1店舗でお客様の人数も数えるほどで五円玉を5本洗って配りきれずに店のつり銭になったことを思い出します。
毎年洗う五円玉の枚数も年々増え、五円玉を入れた店内カゴの金具が手にくい込みます。
南蛮屋の成長を手のひらで実感する一時です。
もう何度も通った道ですが、時間規制の20時過ぎを待ち鎌倉独特の狭い路を通り抜け最後に切り通しを抜け、不気味な手掘りトンネルを抜けて、やっと境内にたどり着きます。
薄明かりの鳥居の先に目指す洞窟内の祠と泉があります。
正直なんとも言えず不気味ですが、冷たい泉でシャラシャラと五円玉を洗っていると身も清められる思いがします。
最後に洞窟内にお祭りしてある神様に幾何かの賽銭を入れ「二拝二拍一拝」の拝礼を済まし銭洗いの儀式は滞りなく終了となります。あとは何があっても後ろを振り向くことなくひたすら平常心を保ちつつ駐車場に向かい途中で求めたHOT缶コーヒーを飲みながら年の瀬を実感します。

鎌倉の銭洗い弁天

南蛮屋


 
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