扱っているほとんどの生豆は産地地域か、農園指定です。よい原料を求めれば当然の結果かと思います。それにより御客様に安全、安心感を与えることが出来る、「顔の見えるコーヒー」という付加価値も得られました。
コーヒーの風味付けや個性を引き出すことを第一に考えて小型焙煎機で尚且つ直接火当たりするパンチングメッシュの直火釜を使っています。生産効率は大変悪く焼きむらが出やすいのですが大量生産できる大型焙煎機や仕上がりが綺麗になる熱風式の焙煎機では南蛮屋のコーヒーはできません。
当初より備長炭に頼っています。硬い炭特有の穏やかな燃え方と炭火から発せられる遠赤外線の効果で豆の芯まで上手に煎れます。通常使われているガス火釜と比べると非常に扱いにくく経済性も悪いのですが、これも南蛮屋のコーヒー造りには欠かせません。
釜や燃料にこだわると焙煎のオートメーション化は到底できません。また高温の焙煎機に就ききりで炭の火力調整をしたり風味付けの排気操作をしたりと一釜、一釜、丹念に焙煎する熟練した焙煎人が必要となります。
コーヒー豆は焙煎時に二酸化炭素を吸着します。常温に戻ると徐々にそのガスが放出され、この放出期間の3週間が南蛮屋で独自に定めた販売期間です。これを超えたものは二度と店頭販売されることはありません。業界ではコーヒーの賞味期限に明確な定めがなくこのような短期間で独特な販売方法を採っているところは殆どありません。

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